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『カクセイ彼女』 たけのこ星人 - 「それでも」と、言い続けろ。一歩を踏み出しネガティブな現状から未来をつかむポジティブエロス

カクセイ彼女 (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL) カクセイ彼女 (WANIMAGAZINE COMICS SPECIAL)

 たけのこ星人氏の新作『カクセイ彼女』読了。読むと前向きな気持になれるエロマンガ。前作『ゴーイン乙女』のレビューも併せてどうぞ

 分量紹介。表紙絵のヒロインが登場する前後編+幕間掌編『君はメイドでしかない』、前後編『シッカリしなきゃ』他短編4つ。ページ数にはばらつきがあるもののおおよそ20ページ超であり、シナリオの読み応えと相まってボリュームは十分

カクセイ彼女 (1) 登場人物の主軸はハイティーンの学生たち。男性側も女性側も思春期相応の多感なメンタルを有しており、それが織りなす不器用な行動がストーリーを構築していく
(←借金を肩代わりをされた姉妹はメイドとして性的な仕事を求められることに『君はメイドでしかない[前編]』)

 ストーリーは登場人物の不器用さが悲痛な展開を生む、極めてシャープに読者の心に切り込んでくる代物。「素直になれない」「自分に自身が持てない」「相手を信用出来ない」、そういった一歩踏み込めないために生まれるネガティブな作劇の巧さが、作品を経るごとに増しているのがこの作者さんの凄いところ。しかし、前作でも発揮された氏の最大の強みであるポジティブな未来暗示する逆転劇は本作でも健在
 『君はメイドでしかない』におけるラストの男の自棄などは、モテない読者にとっては胸に刺さるものがある。が、この描写を見せられてなお読後スカッとするのは、自分を見てくれていない(と少なくとも自分は思っている)彼女に対し自ら向き合っていった、主人公のその一歩の描写の巧さ故にほかならない

カクセイ彼女 (2) 性感の高まりだけでなく自らの思いの丈を衝動的にぶつけていくエロパートは盛り上げる牽引力が並ではない。肉感がある肢体が勢いづき、書き文字が踊る作画も搾精力高し
(←結局、彼女の本当の気持ちなんてわからない『君はメイドでしかない[後編]』)

 中出しによる征服感や充足感が、ストーリー展開とも絡み合い非常に強く、しっかり使える点も高評価

 個人的には『信じてるから』の後半の怒涛のような堕ち展開や性衝動として爆発させようにも払拭されない不安感の描かれ方がお気に入り。一歩引いて物事を捉えてしまうと自分を自評してしまうような諸兄には強くおすすめしたい一作

tag : カクセイ彼女 たけのこ星人

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